
新しく入荷したのは見慣れない古銅の板です。これは「磬」(けい)と呼ばれ、日本では仏教の楽器として用いられます。お経の節目にこの磬を叩いて、経の節目を示すものです。
磬は古代中国で産まれた石製、後に銅製の打楽器で、宗教行事や宮廷音楽に用いられました。日本にも伝来し奈良時代以来永く鋳造されてきました。平安時代に密教の仏具となり、中世以降は他宗派でも用いられています。
これは作風や銅の状態から近世、桃山から江戸時代にかけて鋳造されたものと推定されます。

中央に蓮花文の撞座、左右に孔雀文が陽鋳された典型的な意匠です。
冒頭写真の裏ですが、両面同じ文様です。

厚さは1cmなので重厚感があります。

孔雀文のアップ。

蓮花文の撞座。見事な細工です。

右の孔雀です。

観賞美術としても魅力的ですが、
もともと中国の打楽器なので、壁からぶら下げて鐘としても使えます。
叩くとカーンという澄んだ音がします。
目だった傷も見られず、重厚で、意匠も大変素晴しい希少な銅器です。
幅21.6×13.2cm、厚さ1cm 価格100,000円
お問合せは電話、FAX、メールにて受付しております。